ドローン傘の特許を検索する
雨の日でも、手でさして持たなくてもよい「ドローン傘」のようなものが紹介されていました。
・ドローン傘「フリーパラソル」
https://www.it-service.co.jp/freeparasol/about_front.html
ゴルフ場や観光地でのおもてなしグッズのような使い方や、炎天下で作業を行う農家さんへの提供を目指して開発を進められているようです。
この「フリーパラソル」とは別の会社ではありますが、3件のドローン傘の特許を見つけました。
ドローン傘に関する特許
・特開2015-048025 防御装置及び防御システム
・特開2020-050338 防御装置、起動情報発信装置及び防御システム並びに防御装置用プログラム及び起動情報発信装置用プログラム
・特表2020-510577 無人航空機、無人航空機によって傘を保持する方法およびそのシステム
このようなドローン傘が実用化されるのは何年先になるでしょうね。
特許分類について
上記3件の特許に共通して付与されているFIは「特殊用途を特徴とするドローンに関するFI」です。
B64C39/02:特殊用途を特徴とする他に分類されない航空機
そのうち、2件の特許には「傘のFI」が付与されていました。
A45B23/00:その他の傘
キーワードについて
「ドローン」という用語は一般の世の中では普通に使われるようになっていますが、特許公報の中では、まだまだ、一般的な名称として使われてはいないようです。
「ドローン」の類義語;
ドローン、drone、無人航空機、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)、無人飛行機、空中移動機構といったキーワードや用語を見かけました。
まとめ
ドローンが話題となってから10年は経過していると思いますが、その使用目的やローターの数や位置により様々な種類のものが存在しています。これらの種類に応じて付与される特許分類や用語が異なるようですので、調査対象となるドローンの特徴を把握し、適切な特許分類とキーワードを選定して検索を進めたいですね。